展示情報


【個展のおしらせ】

7月、名古屋にて個展を開催致します。
ぜひご高覧くださいませ。

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タシロサトミ展[patch]
2021年7月2日(金)-18(日)
12:00-17:30(最終日16:00まで)
※月・火休廊

名古屋市昭和区菊園町5-16-1
エストメゾン石川橋1F

ギャラリーマルキーズ

[Statement]

今回の展覧会名はパッチ[patch]です。2つの意味を込めました。1 継ぎ当て用の小さい布、2 修正プログラムです。

いつも私の作品に描いてある破線は、もともと縫い目をイメージしたものです。空いてしまった穴や今にも破けそうなものに、何かを当てがい塞いだり補強する行為と、その痕跡に興味があります。そこには個人的で親密な物語と記憶があり、他者との関わりを通じて世界がどのように形成されていったのかを知るための手がかりがあるように感じます。継ぎ当て用の小さい布を意味するパッチは、私の制作は全てここからはじまったと思うような、出発地点にある言葉のひとつです。

修正プログラムを意味するパッチは、コンピュータにおいてプログラムを部分的に更新修正するための差分データのことです。不具合を改良するために当てがわれるもので、根底にある意味は、おそらく継ぎ当て布からきているのでしょう。プログラムという実体を持たない記号の羅列にも、パッチという言葉を使うところが面白いです。翻って自分に当てはめると、精神構造のバージョンアップなどそう簡単には出来ないので、ちまちまと差分パッチを当てて何とか日々を凌いでいます。そしてこれはずっと続くのだなと感じます。

正解がわからないコロナ禍でなるべく善良でありたいと思いつつ、自分に必要なパッチを吟味し、大量のパッチを貼りつけている毎日です。

タシロサトミ

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